来年度からの教科書改訂に関する情報

みなさん、こんにちは。

学習教室サクセス 中野教室 教室長の吉川です。

 

さて今回は標題の通り、来年度より教科書改訂に伴う変化に関して少し触れていきたいと思います。

要は“来年から教科書が変わります”!

2021年度中学新教科書の変化のポイントは以下の3点です。

「知識・技能」の定着と「思考力・判断力・表現力」の育成を重点化。

日常生活との関連や起こりうる状況に似通ったコミュニケーション、データ・資料に基づいた情報、読解量の増加など、認知的負荷の高い教科書に変化。

英語の劇的な変化。教科書ページの増加はもちろんのこと、新出単語の圧倒的な増加。

 

▲英語の教科書ページ数の変化。

 

▲新出単語数の変化。

 

1つ目や2つ目は大学受験の「共通テスト」にも見られた傾向ですが、単純な知識問題や読解問題というのではなく、データ・資料と本文を照らし合わせて解く力を養う基礎作りだったり、情報処理能力などを身につけていくための準備とも考えられます。

 

3つ目の英語に関しては本当にびっくりするほどの難化となります。明らかに単語量が膨大ですし、これまで高校英語で習っていた内容を中学で習うことになったりと大変なのは間違いないです。

 

英語以外の科目でも学ぶ内容は増加します。

現代に即した、領土問題に関してやイオン化傾向の登場もあり、教科書は質的・量的ともに大幅アップし、難化することは不可避といえます。

 

このように指導要領が変わることによる教科書の難化は事実ですが、これまでにも教科書改訂というのはあり、その度に大変になるといわれてきました。

が、実際はあまり変わらなかった部分もこれまではあり、今回はどうなるのか非常に気になるところです。

 

サクセスでの指導方法は大きく変わらないとしても、授業内容や扱う教材に関してはきちんと熟考した上で指導に努めなければいけないという危機感を私自身は感じています。

 

▲共通テスト(英語)の一部

 

いやーお子さんにとっては悲報でしかないですよね…

でも皆同じ条件なので、あまり悲観的にならず、むしろ中高生のうちにこれらの能力が身についていれば、立派な大学生そして社会人になれる!くらいの心構えで来年度は取り組んでほしいなと思います。

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この記事を書いた人

吉川のアバター 吉川 中野教室 教室長

サクセス出身。大学時代に中高の英語の教員免許を取得し、個別指導講師歴は14年目。米ゴンザガ大学で英語のアシスタントティーチャーも経験。これまで行った授業の累積は41,300時間を超える。成績アップの声は、把握できないほど多くいただいています。趣味は海外サッカー観戦。

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