みなさん、こんにちは。
今日も朝から多くの塾生たちが早朝学習に来てくれました!
ご協力頂いているご家庭の皆様にも感謝申し上げます。
今日は兵庫県の公立の推薦・特色選抜入試の合格発表日ですね。朝から胃が痛いです…。
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さて、今日は良い本を紹介します!
かねてからお付き合いのある横浜の個別指導塾「スイング」さんの代表、藤野雄太先生のご著書です!
『すごい学習メソッド』(永岡書店・藤野雄太著)です。
(↑調子に乗って、月曜の朝は教室近所のタリーズで仕事と決めています。)
スイングさんは、とにかく成績アップで有名な塾。
代表の藤野先生も大変エネルギッシュな方です。
この本の紹介を少しさせて頂きます。
本1冊の内容ですので、端的にまとめるのは難しいのですが、私が引っかかった部分を紹介させて頂きます。
「勉強しなさい」は言ってはいけない
・「勉強しなさい」と言われて、「よっしゃー、勉強する気になってきた−!」なんて思う子どもはまずいない
・お母さんに「勉強しなさい」と言い続けられることにより、子どもは「勉強=強制されるイヤなもの」という条件反射を起こすようになります
→確かにその通りですね。でもついつい言ってしまうことです。
人は意味のないことを続けることはできません。今、やっている勉強にどれだけ意義を感じさせるかが大切です。
また、自ら望み行動しようというモチベーションが湧いてこないと、行動が長続きしません。
ではどのように、内的に動機付けしていくのか、ということが本書の核心であると、思います。
心のエンジンが育っているか?
・心のエンジンとはいざというとき、力を発揮できる力。心のエンジンが育っている子どもは、好きではない勉強も頑張ることができます。
・心のエンジンが育っているかを、一瞬で見分ける方法があります。それは子どもの目を見ることです。(中略)心のエンジンが育っていない子どもは目に元気がありません。子どもの目は、親の子育ての通信簿なのです。
→現場で張り付いていると、この様な事例が多く見受けられます。藤野先生に見事に言語化して頂いたという感じです。
現状のテストの点数よりも、その子がもつ”地の”力がみたいなモノが2次曲線的に顕在化し、一気にぶち抜けるということはよく目の当たりにします。
その時、彼らの目にはどこか力がありますし、やりきってくれるんですね。
今、GRITなんて言葉で言われる内容ですが、お母さん方が難解な学習内容を家庭で教えることができなくても、
その子にとって「これだ!」と思えることを応援し、やり切らせることは十分可能です。
それが「心のエンジン」であり、目の力なのでしょう。
「子育ての通信簿」といわれると、世のお母様方はギクッとすることでしょう(笑)
いや〜、でも事実ですよね。。。
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成績アップに向けての表面的なやりかただけではなく、
その根本にある本質的な部分が多く語られているので、
しっかり読めば血肉化されていく感のある良書です!