さあ、中3の多くの子たちにとって大一番(=公立一般)が残っているので、そこに向けて頑張っていきましょう。そして3月12日(火)の公立の一般入試での倍率(第一希望)が「仮」確定※しました。伊丹や近隣高校の倍率は以下の通りです。
※( )内は昨年の倍率です。あと、志願変更期間がありますので、多少数字は動きます。

今回、伊丹4高校において、昨年の伊丹北(1.41)・市立伊丹(1.31)、伊丹西(1.31)のように、非常に高倍率なところはありません。そこはホッとしています。
気になる所としては尼崎稲園が1.80というかなり厳しい数字がでていることです。人気校ゆえ仕方ない部分もありますが、県下の単位制高校の中でも2番目の高さということで、今年も厳しい流れとなりました。
昨年は伊丹北の倍率が例年の流れからからすると、あり得ないほど高倍率化(1.41)しましたが、今年は、0.82と第1志望としては定員割れとなり、不気味なほどに落ち着きを見せています。
また今年は、市立伊丹も例年まれに見る低倍率(1.01)となりました。ここ数年の”高倍率での定着”に嫌気が差した流れとも見えますが、かと言ってこれが来年も続くかというと全くそうとは言えないでしょう。来年また”反発”し高倍率化する可能性は高いでしょうね。
伊丹西は昨年1.31→今回1.21ですから、こちらも数年前の市立伊丹のように、数年ある程度の高倍率が続き、それなりに門戸が狭くなって定着しそうな感じはあります。
県立伊丹は、昨年は第1希望として、まさかの定員割れだったのですが、今年はやはりそれないの倍率(1.14)になりました。市立伊丹以上のカットラインを想定しておかなければならないでしょう。また尼崎稲園の倍率が今回このようなことになっていますので、第2希望を県立伊丹としている生徒が、一定数「下りてくる」ことを考えれば油断は禁物です。今年は稲園の倍率も考えると、「1.14」以上の重みはあるでしょう。実際、この時点でも県立伊丹の「第2希望」としては「124」あります。
尼崎双星は昨年に続き、今年高倍率化しましたね。武庫荘総合よりも上の合否カットラインを見込んでおかないといけません。
高倍率化している学校をよそに、川西明峰(0.63倍)・宝塚東(0.77倍)は第1希望としては大きく定員割れとなりました。ただ先述の通り、第2志望の関係上、「全員受かる」ということが決定というわけではありませんので、油断は禁物です。前から言われていることではありますが、このアップダウンの激しい2学区の地理的条件も相まって、倍率の二極化はある程度は避けられませんね。
中3は3月8日(土)に「入試予行演習」をします。全く同じ科目順・時間・昼休みなどを設定し、当日と同じようにやってもらい、そのあとフォローをしていく、という最後の仕上げをして戦いに望んでもらう予定です。「ラクな勝負は一切ない!」と、強い気持ちで臨みましょう。保護者の皆さまもどうぞ、健康管理や励ましなどお願いします!