塾長の岩田です。
先日、卒業生が相談に来ました。
彼は大学の実習先で「礼儀がなっていない」と言われた、ということで悩んでいるようでした。
僕から見て、全然そんなことないんですね。
めちゃくちゃ律儀なヤツです。どう考えても。
ただ、ちょっと自分が気づいていない抜けている部分(←要は天然気味、ということ)
があるのでは(^^;)、というぐらいです。
人間性に全く問題ナシ。それどころか、むしろ優れています。
色々と状況を聞いた後、僕なりにアドバイスをしました。
まずは、目を見て笑顔で挨拶を!
これができる若手を悪く思う人はいないでしょう。
まずはそこ。
笑顔で「目を見て」元気に挨拶を!
そこはまずクリアしとこうぜ、ということで確認しました。
自分の長所をフルに生かし、周りにも認識してもらおう
弱点を意識しすぎるとそれが出るものです。長所を生かそう!ということを話しました。
ゴルフで、「あっちは池。あっちに打ってはいけなー」と思うと、吸い込まれるようにボールは池にめがけて飛んでいくわけです。悲しいことに…(笑)
ゴルフのオフィシャルルールで、同伴競技者にそのような意識させるような声をかけることはルール違反に当たるようですね。プロであってもそういうことがある、ということを示しているのだと思います。
「いいですか?これから絶対に、ピンクの象をイメージしてはいけないよ」
と言われたら、ついイメージしてしまいます。
彼には向上心という素晴らしい点があります。
向上していくために、根本にもどって
・毎日、気づいたことをノートを書く・まとめる
・毎日、上司に可能な限りアドバイスを求める
というベタなことをまずは愚直にしてみたらどうかと。
そもそも実習に行く理由は、将来のためのスキルアップです。(単位取得という目下の部分はありますが)
そこで少しでも多くのことを学ばないと、その期間がもったいないです。
鬼のようなメモ魔になって、毎日まとめ、そのメモを手にアドバイスを求めにいったらどうかと。
直属の上長は多忙だったとしても
「おっ、コイツすごいなあ」「よし、いっちょ自分の若いときの経験を語ってやるか…」
と目にかけてもらえるはずです。
少なくとも僕は、向上心が高い子は大好きです。
自分の短所にしっかりと目を向け、それを潰していくことも大切ですが、
長所を伸ばすことにより、身を立てていく考え方のがあるのだ、ということを話しました。
人生は有限です。命は絶対に終わりを迎えます。限られた時間です。
しかも大抵のことは今後、人工知能がやってくれるようになる時代です。
自分の長所や、自分にしかできないことに時間を使ってみてはどうか、ということで厚かましくも語ってしまいました。
うまく伝わっていたら、嬉しい!