伊丹市の高校受験専門の個別指導 学習教室サクセスの岩田です。
9月の時点での公立高校の「希望高調査」が教育委員会より発表されていますね。
やはりこれは僕らもヒヤヒヤというか、ドキドキしつつ見ました。
伊丹を中心とした近隣校中心になりますが、昨年の同じ時期(9月)の希望数と今年とを比べた数値を見ていきます。
また10月に次の入試の定員も発表となりました。そちらも合わせて記載しております。近隣高での定員減は2校です。
宝塚東と県立宝塚はそれぞれ40人減らして280人定員となりました。定員を満たさない年が続いたり、そういう学校が近接している地域などは、自然な流れとしてこの様になってきますね。
※□囲みは定員が40人減
まず、こうしてみると伊丹市内4校(普通科)が意外と落ち着いていることが分かります。
去年の9月の段階で比較した場合に、去年より人数が多い普通科は、伊丹西高の「+23」のみとなります。ただ、注意が必要なのは、
・この学年人口は1つ上の学年と比べると-861人
・公立高校希望者が全体としてやや減少している
ということも要因として挙げられますが、去年に比べ減った部分がどこに回ったか、やや腑に落ちない部分はあります。
県立伊丹・伊丹北・市立伊丹はここだけを見ると希望者は昨年より減っているのですが、尼崎稲園が「435」と高いということからすると、そこから志望校を落としてきた子らが県立伊丹・伊丹北・(市立伊丹)に回ってくる数が一定見込まれますし、予断は許されない状況です。
特に市立伊丹は昨年倍率がかなり落ち着いたので、よくある「リバウンド現象」で今年多く集まってしまうことも予想されます。
GCや商業の希望者が堅調なことからもわかるように、市立伊丹自体に人気の陰りはないと言えるでしょう。
川西明峰は今年も少なめ。今年も伊丹西受験の際の滑り止め(第2希望)としては機能するでしょう。
伊丹西受験の際の滑り止めという意味でいくと、宝塚東と尼崎西は川西明峰に比べると少し慎重にならざるを得ない要素があります。
まず、宝塚東の定員が40名減っていること。そして尼崎西は今年は例年より希望者数がやや多い(同時期比で+30人)という点です。
あと、市立尼崎の体育科がちょっと凄いことになっていますね…。
定員80人に対して希望者が233人です。去年“高騰”した尼崎の各学校ですが、ざっと全体を見る限る希望者は減っているので、少しほっとしています。
ただ、とはいっても武庫総であれば、定員320のところを484人希望、双星も200人のところを413人希望なので、かなり厳しめです。前述の稲園も同様ですね。尼崎は伊丹以上に厳しいのです。
合否ラインの読みが少し難しそうになれば、ご遠慮なく塾までご連絡下さい!過去データを元にどれぐらいの位置にあるかをお伝えいたします。(そのためにも模試受験は必須です!受験をお願いいたします)
ただ、全体通して言えることは、「今後、散らばり、ならされていく」ということです。これは絶対に言えることです。このままで入試を迎えることはありません。実質は倍率は落ち着いてきますのでご安心ください。(あと11月にも同様の調査結果の発表はあります)
あと、こういう話をすると毎回、「だからどうするか」という部分になるのですが、
やはり「力をつけるために励む」。
それに尽きると思います。倍率などの”周辺環境”は自分では変えられません。それを100%受け入れ、やるしかありません。
覚悟を決めるには厳しめの数字を目の当たりにすることは良いことかも知れません。