塾選びで「成功する人」「失敗する人」 違いは?

塾選びで「成功する人」「失敗する人」のたった2つの違いとは?

結論から言います。

親も子も、納得感をもって塾を選んだか

「塾を利用する」という視点があるか

 

という2点だけです。

 

「何だ、たったそれだけか」「それぐらい、わかってるよ!」と思われるかも知れませんが、ここは本当に大切です。理由や背景を述べさせて下さい。

 

目次

「親も子も、納得感をもって塾を選んだか」

 

「塾に対する納得感」といった場合、1つではないと思います。今後払い続けることになる料金、塾の実績、指導方法、対応がしっかりしているか、等等です。

 

●納得感の中身1:教室担当者への信頼感

 

料金だけ、実績だけ、などの1つの要素だけで決めるのは今後、不安要素を残す事になります。

一般論ですが、授業料が安いと質がイマイチなケースが多いですし、多教室ある塾の実績は、よく見えるかも知れませんが、その教室が良いのかはわかりませんし、お子さんがそれに“あやかれる”保証なんてどこにもありません。

 

塾とご家庭も、人どうしの繋がりです。気持ちよく我が子を通わせ続けることが出来る関係性を塾(=教室担当者)との間で築けそうか、という肌感覚も大切です。

 

お母さんが納得し、信じて塾に通わせると、子どももそれを自然と信じ、成績向上に繋がります。もちろん僕らは信頼感を持ってもらえるよう、精一杯するのですが、どういう印象を持たれるかは保護者の方に委ねるしかありません。。力及ばす、であれば申し訳ない限りです。

 

また正直言って、「成績が上がり続ける」なんて事はあり得ません。特に通塾年数が長ければなおさらです。上がったり下がったり、それにスランプもあります。(こういうことをきちんと言える塾が少ないです…)そういったとき、「適切にフォローや提案をしてくれそうか?」「心配してくれて、必要な声かけをしてくれそうか。」「人間的に人の弱みもわかるような人物か」など、少し話しただけではわかりにくいかも知れませんが、探りを入れていくことも大切です。

 

●納得感の中身2:授業内容への信頼感

やはり塾の最大の商品は「授業そのもの」です。指導内容は保護者もよく理解しておきましょう。一斉なのか、集団なのか、宿題は出るのか、出ないのか。

宿題のマル付けは自分でするのかしないのか、親がするのか、理科や社会、副教科などはどうするのか、など、「細かすぎる」と思われることを厭わず、しっかり理解しておいた方が良いです。

 

その塾なりにもちろん、「この指導方法が良い」と思ってやっています。(もしそれがなかったら最悪です)担当からの説明を聞いたり、ホームページや案内物を見たりするなどし、保護者も「確かにこれは良さそうだ」「受けさせたい!」と納得して思えるところに行かれるのが良いと思います。いろいろ見ても、または説明をうけても、それが「良さそう」と思わなければ、やめておいた方がよいでしょう。

●納得感の中身3:成績が上がって満足している子が周囲にどこまでいるか?

「点数がアップしました!」という声を大抵の塾は掲載しています。ですが、ほとんど塾側が発信する情報は、“加工されたもの”がほとんどです。

点数アップ!として例えば「数学45点→70点(2学期中間テスト)」などとなっていたとしても、じゃあその後どうなったのか?また“リバウンド”していたら元の木阿弥です。実際に塾をやっていて思うのですが、

 

こんな“瞬間最大風速”のような数値は「切り取り方」を変えればいくらでも生み出せます。

ここは、間違いなく断言できます。

 

少し手間なのですが、してもらいたいことがあります。それは、その塾に通っている子にどれぐらい成績が向上し、また勉強がわかるようになったか?満足しているか?という実感を聞いてみることです。それに勝る情報収集はありません。少し手間ですが、必要なことです。

“塾を利用する”という視点

ここは本当に大切。何度も繰り返し、お伝えしたい部分です。「うちの塾に通ったら成績が勝手にアップする」かのように各塾はチラシに書くのですが、本当にそうでしょうか?

 

上でも少し述べましたが、長期的な視点が必要です。成績が「上がり続ける」なんてありません。頑張ってもすぐに結果が出ない時期がしばらくあって、そうかと思うと一気に短期間で花開くケースも実際多いですし、肌感覚の優れた指導者であれば、「この子はもうすぐ来る」というのが分かったりします。

 

「塾にぶち込んでおけば勝手に成績がアップする」のは、理想ですが、皆そう簡単にはいきません。

 

まず、ご家庭やお子さんが「成績を上げたい」「勉強が少しでも分かるようになりたい」「成績を上げて、将来の選択肢が広げたい」というような、根本にある気持ちを意識していただきたいな、と思います。「何のために塾に入れたんですか?」ということです。

 

子どもはすぐ忘れたり、部活でしんどくなってしまったりするので、親御さんに声かけや意識付けに協力してもらいたいのです。もちろん塾でもそれはしていきます。

 

「成績を上げてください」と塾に頼りきりで、依存するのは長期的にみてあまり良い結果を生み出さないように思います。

あまりこういう姿勢を見せすぎると、売上至上主義の塾からは、“超”高額講習を受講させられ、カモにされてしまいます。(中3の夏期講習で30万以上の受講を勧めてくるところには気をつけた方が良いです。)

 

「成績を上げるために、私は塾というシステムを利用する」これが最短距離で進める考え方です。そのためにより良い塾の利用方法を担当者に聞いたり、無理のないような受講方法を考えることが大切です。

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この記事を書いた人

岩田英証のアバター 岩田英証 学習教室サクセス 塾長

生徒一人一人が安心できる居場所としての塾を目指しています。同時に、知的好奇心ややる気を刺激し、互いに高め合える環境を提供することで成長を支えたいと思います。この理念のもと、生徒さんの可能性を最大限に引き出す教室運営に日々努めています。

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