伊丹市の高校受験専門の個別指導 学習教室サクセスの岩田です。
さて、これは塾生のみんなに読んでもらいたい内容。回り道しているようでありながらも、実は効率的で、結果の出る覚え方・アタマへのたたき込み方についてです。
学校で課題がたくさん出る関係で、「問題集をやったら終わり。それでいい」と思っている人が非常に多いです。ただし、よく考えてみて下さい。
1回やっただけで、頭に入りますか?1回だけで頭に入るのはほんの数%の一部の人だけの話です。
普通何度かやって、アタマに入れていくものです。
東大を首席で卒業し、『東大首席が教える[超速]「7回読み」勉強法』(PHP文庫)の著書がある山口真由さんのように、いわゆる“天才と思われているような人”でさえ、「7回読み勉強法」というのを提唱され、複数回することの重要性を説いています。
学業面でこんなに優秀な人でさえも、繰り返さないとダメだと言っているんですね。
山口さんいわく、「認知」と「理解」への道筋をつくるにはそれなりの作業が必要だ、とのことです。
さすがに「7回やれ!」と言われたらやる前にヘナヘナ…となってしまうかも知れませんが、何度かやれば理解度合いが高まることは明白です。
1回目やった部分に印を入れて、その印の問題を中心に2回目(以降)をやっていく。これがベタながら、もっとも威力のある学習方法です。ぜひ実践してみて下さいね。
今、中3は土曜コースで毎週予習をした上での理社の単元テストを順にやっています。
その教材をどう使っているか(教材にどの様な形跡が残されているか)を見るだけで、その子の取り組み方が分かったりします。極端に言えば、教材を見ればやる前から点数が分かってしまう、という部分です。
下にある画像はある中3生の“予習痕”と、その時の取り組みです。
どうですか、これ?
“繰り返し”をまさしく実践できている状態です。これは素晴らしい!と思い、その場で撮らせてもらいました。
・折り曲げて、実際に出来るかどうかをチェックした痕跡がある
・赤シートで隠して、実際に書けるかどうかを今、まさにチェックしている
これです。
「自分の本当に頭に入っているか?」を常に気にしながらやって欲しい。
「何ページまでやった・書いた」というのは本来2の次で、要はその結果、頭に入ったかどうかです。
そういう“本当に大切なこと”に目を向けていきましょうね。そういう意識が高まると、持っている問題集にもこういう“変化”が起こります。意識次第ですぐにできます!
ぜひ実行に移しましょう!