「非認知スキル」の大切さ

こんにちは!岩田です

さて教室では冬期講習に向け、準備も大詰めです。塾生の皆さんは引き続き、頑張って行きましょうね。

ここ5~6年で「非認知スキル」という言葉をよく聞くようになりました。少し前までの認識として、私も次のような認識を持っていました。

勉強だけでなく部活などをしっかりやり抜く経験が大切で、そういった「勉強以外の大切なモノ」をひとくくりにした言葉が「非認知スキル」である、と。

もちろん、大きく間違いではないのですが…。最近、この「非認知スキル」の研究がかなり進んでいるようなんですね。まだまだ研究も途上かと思いますが、昨今のこの研究の概略をお伝えできればと思います。

非認知スキルとは、ペーパーテストやIQテストで図ることができない、想像力や好奇心、コミュニケーション能力や他社との協働姿勢や、人間の個性や性格のような要素まで含んだ数値化することが難しい資質のことを指します。

実社会を幸せに生きていくには偏差値やIQだけでなく、この非認知スキルも非常に関連していると言われており、それは間違いのないことだと思います。

国内外の専門家らの研究によって、長年にわたって研究がなされており、これらの非認知スキルは「THE 25SOFT SKILLS」として体系化されているとのことです。(『親が偏差値思考をやめれば我が子は伸びる(青木唯有著)』より抜粋)。

「真摯に学ぶ姿勢」「ユーモア」「寛容さ」「洞察力」「根気強さ」「修正力」などが挙げられています。

1つ1つを見ていくと、実態としてつかみ所がない部分もあるし、やや宗教的涵養感のある部分もあります。

ただ長い目で見たときに、これらの力は人として「そりゃ、確かに大切だよね」とほぼ全ての大人が同意されるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

ユーモアや寛容さなどは大人世代よりも、10代の子たちの方が総じて豊かだと思います。大人もこれを見て、欠けている部分がないか自省すべき点があるな、と思います。

体系的に、そして具体的に捉えられてきた「非認知スキル」。この25のリストを見ているとお子さんを褒めるべきポイントも見えてきそうですね。あと思うことは、塾としてはしっかりと試験で測れる部分を鍛えてくわけですが、勉強を頑張る中で培われる部分も多い印象です。

たとえば、「真摯に学ぶ姿勢」「洞察力」「根気強さ」「修正力」などなど…。やはり“学び周辺のこと”は重要な部分が多いですね。塾のやり方としても副次的にこういったことも鍛えられるような空間・やり方を作れないか、引き続き考えていきたいと思っています。

テストの点数・結果はもちろん大切なのですが、このリストを見ていると長期的な視点も得られる気がして、面白いと感じます。

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この記事を書いた人

岩田英証のアバター 岩田英証 学習教室サクセス 塾長

生徒一人一人が安心できる居場所を目指しています。同時に、知的好奇心・やる気を刺激し、互いに高め合える環境を提供することで成長を支えたいと思います。この想いのもと、みなさんの可能性を最大限に引き出す教室運営に努めています。

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