おはようございます!岩田です。
さて、10月24日(月)に今年の公立高校の定員も発表されました。
結論から言いましょう。神戸新聞のwebニュースを見ると、「24年ぶりに学級数の増減なし」とのことでした。
ん?待てよ…?んなわけないやろ…。と思い、よく見たら案の定です。
増減なしと言っても、それは「兵庫トータルで」という意味で、2学区では以下のような変動がありました。
・尼崎西(+40名)
・宝塚西(ー40名)
県下でも上の2校のみが全日制高校での変更でした。
例年まれに見るぐらい動きがない年でとなりました。尼崎西は直近(去年)の倍率が0.85だったものの、その前年は1.30、その前は1.08と安定して志願者を集めていましたし、まじめな子も多く入っている印象です。中3人口の増も見込まれるのであれば、その流れで増員となるのは自然な流れのように思えます。
宝塚西に関しては、宝塚は去年、中3人口が何と「+516名」だったので、宝塚西を臨時で増やした(去年+40)分を今年元に戻した、というところでしょうか。
今回気になる点として、中3人口の増加です。
文科省の「学校基本調査」によると、令和3年度→令和4年度の中3人口は以下のように推移しています。
・伊丹市:1652人→1795人(+143)※去年は+19
・尼崎市:3182人→3316人(+134)※去年は+106
・川西市:1300人→1250人(ー50)※去年は+53
・宝塚市:2145人→2042人(ー103)※去年は+516
(文部科学省「学校基本調査」より抜粋)
特に伊丹・尼崎では結構な数が増えています。もちろんその中で私立中学に通う子や、私立専願などで公立高校を受験しない生徒も多くでますので、純粋にこの数が“はみ出す“とまでは言えません。
ただ、去年は伊丹+尼崎で中3人口が合計「125名」増えて、伊丹+尼崎の高校で合計+80の定員増がありました。今年は伊丹+尼崎で中3人口が合計「277名」増えて+40に留まりました。以下のようになります。
〔令和3年度〕 2市で125名増 → 2市の高校で定員80名増
〔令和4年度〕 2市で277名増 → 2市の高校で定員40名増
これがどうでるか…。
怖い所はありますが、もう決まったことなのでハラをくくってやるしかないですね!