2024入試でのリスク管理! ~もしコロナ・インフルになってしまったら~

●2024入試でのリスク管理!~もしコロナ・インフルになってしまったら~

さて、この時期やはり怖いのが入試の際、コロナやインフルにかかってしまうことです。もちろん罹らないように心がけるのが一番なのですが、「もしも」の時のことを知っておくことは大切です。

大学入試に比べ、高校入試では基本的に浪人を作らない仕組みです。よってその救済措置は講じてあると見ておいて大丈夫です。意外と知られていない事なのですが、大切な情報ですので、ここにまとめておきます。

〔私立高校〕
私立高校に関しては、基本的には各学校への問合せ・要項の確認をしていただくことになります。例えば近隣高校で例を挙げると、報徳はコロナ等に罹患した場合「1.5次」試験として2月15日(木)に受験ができると明示されています。

同様に園田学園でも入試要項によると「追試験を受験することができます」という記述があります。日時は明示されていませんが、問い合わせたら教えてもらえるはずです。他の高校もこういう形が多いかと思います。いわゆる「併願高」で、多くの受験生が受ける高校では、このような措置がされていることが想定されますので、不安であれば念のため確認されると良いかと思います。

〔公立高校〕
公立高校でも同様の措置があります。2024年1月10日の県教委の発表によると、

 

特別措置

 ◆2月15日(木)の推薦入試 → 3月12日(火)に特別選抜

 ◆3月12日(火)の一般入試 → 3月26日(火)に追試験

 

とのことです。推薦でも措置がとられるということですが、これは実施日が3月12日(火)であることを考えると、一般入試の問題を受験した結果を推薦入試先での成績に置き換えて合否判定がされる特殊な形態かと思います。内申点等も加味し、定員の空きの有無(無いことがほとんどですが)なども考慮し、やや辛めの”総合判断”になることかと思います。

 

また、3月26日(火)に一般入試の追試があるとのことですが、これは昨年も同様でした。基本的に3月12日の一般入試で合格者の枠(定員)を全て埋めてしまうことになるはずなので、追試でどれほどの合格者を出すのかは、見えません。日程的に3月末まで受験を引っ張り、進学先が決まらないことは、かなりのストレスでもあります。公立の一般を受けるのであれば、やはり普通に12日に受験できるようもっていきたいところです。

 

あと今回大きな変更点になった点として、追試受験の”資格”が、去年まではコロナかインフルエンザのどちらかのみだったのですが、今年から以下のように対象が拡大されています。

 

追試受験の”資格”

 コロナ・インフル・月経随伴症状等の体調不良、疾病、負傷、事故・事件、痴漢の被害、自然災害等

 

のように、もしもの時に特別措置が講じられていることはありがたいことです。

 

ですが上でも触れたように3月末まで”引っ張る”ことは大変なので、やはりそれまでに健康体で受験できるよう体調管理には気をつけていきましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

岩田英証のアバター 岩田英証 学習教室サクセス 塾長

生徒一人一人が安心できる居場所としての塾を目指しています。同時に、知的好奇心ややる気を刺激し、互いに高め合える環境を提供することで成長を支えたいと思います。この理念のもと、生徒さんの可能性を最大限に引き出す教室運営に日々努めています。

目次