効率4倍アップの早朝学習

効率4倍アップの
早朝学習

サクセス名物

テスト前は6:40から
早朝学習をします

定期テスト1週間前から、朝6:40~8:10まで早朝学習を実施。(中野教室・宮ノ前教室ではテスト当日に実施) 早朝にもかかわらず、多くの塾生たちが参加してくれています。

朝から50名近い生徒たちが教室に次々に来る様子は、瞬く間に噂となり、早朝学習はサクセスの名物となりました。1週間、継続して参加した子達はしっかりと成績を向上させています。
15年以上、行っているこの取り組みは業界内でも有名になり、同業者、また私立高校の先生方が見学者が来られることも多くなりました。

そしてそのノウハウを凝縮した書籍 『試験前たった1週間の早朝学習で5教科100点アップする勉強法』 (こう書房)を出版するに至りました。早朝学習には単に成績を上げるだけにとどまらず、今後も役立つ力を育てる大いなる可能性を秘めています。

なぜ早朝学習なのか?

知識は寝ている間に整理される

夜に一生懸命暗記しようとしていても、なかなか覚えられない、理解できない。でもぐっすり寝た翌朝、それをもう一度チェックしたら、その記憶が思った以上に整理されていて、定着した。

そんな経験を誰もが一度は思い当たるのではないでしょうか?それは脳が、寝ている間にその日に得た知識を整理・備蓄する作業をしているからだと言われています。その鍵を握るのがレム睡眠です。

睡眠には2種類あります。ノンレム睡眠とレム睡眠です。ノンレム催眠とは体も脳も完全に眠っている状態で、いわゆる深い眠りです。レム睡眠とは体は休んではいるものの、脳は活発に活動している状態です。脳はこれらのそれぞれの睡眠をおよそ90分単位で繰り返しています。

そのレム催眠の時に脳はその日の出来事、得た知識をグルグルと連続再生をし、知識を整理しています。これによって、その日に得た一時的な情報を適切な部分に整理しているのです。

また、その作業の中で不要な記憶を捨てたり、新しいネットワークを構築している時の画像が夢であるとも言われています。脳科学では記憶の定着にはこのレム睡眠が必要不可欠であると言われています。

このように朝は、前の晩に断片的だったり、細切れだった知識が自然に整理された、とても“ありがたい”状態なのです。朝の脳は必要な知識が整理されています。また疲れ知らずでクリアで明晰な状態です。まさにいいことずくめなのです。これを学習に利用しない手はありません。


朝は脳が「復習してもらえる」のを待っている状態

このように朝の脳は整理された状態になっています。これは絶好の復習チャンスと言えます。 ただ、整理されたとはいっても、それがどの程度身についているかはすぐ実感できないし、復習がされなければ、脳はその知識を「必要のないもの」と判断し、いずれは顕在意識からは消去されてしまいます。

つまり、朝に復習をすることによって、脳は「この知識は本当に必要なんだ」という判断をしてくれます。そればかりか、脳が睡眠中に行う“自然な復習”と、朝起きてから行う“意図的な復習”とをうまく掛け合わせることで、強力な学習効果が得られるのです。

朝一番に「本当に覚えないといけない、身につけないといけないもの」を学習することにより、その知識の強化が図られます。言い方を換えると「自分が覚えたいこと」を絞り、脳に意識させることにより、意図的に知識を構築していくことができるということです。

例えば、どうしても覚えられない英語の構文があるとか、江戸時代の文化史で、作品名と作者名が一致しないとか、なかなか覚えられないものってありますよね。そういう時は覚えたいものを自分で一覧にして、“メモリーチェックツール”をつくるのです。それを、朝一番に繰り返しチェックすることにより、確実に覚えることができるのです。


使わなければもったいない朝の脳

朝は人を精力的にします。それには体内で分泌されるホルモンとの関わりがあります。それは副腎髄質から分泌されるアドレナリンと、副腎皮質から分泌されるコルチコイドという二つのホルモンです。これらは互いに作用し合い、精神と身体の両面の活動を盛んにすると言われています。

それらは、一日中分泌されていますが、1日を通じて分泌量には変化があります。夜明けから次第に分泌を増し、通常は朝の7時ぐらいにピークを迎えます。これは最も少ないときのおよそ3倍にあたるといわれています。ということは、この生産性が高い時間帯に第一の“学習のピーク”をぶつけていくのがもっとも効果が高いということなのです。すなわち、朝7時の段階ですでに勉強取りかかっているのが理想なのです。

また、早起きによりセロトニン神経を鍛えることができます。セロトニン神経とは脳の中心である脳幹のさらに中央部分に核を持ち、あらゆる神経系に結合している神経回路です。セロトニンには、神経伝達物質であるドーパミン(喜び・快楽)やノルアドレナリン(恐れ・驚き)等の情報をコントロールして精神を安定させる作用があり、「脳内元気物質」とも言われます。セロトニン神経が活性化されると、精神的に安定し、活き活きとした状態ができます。

すっかり夜型になってしまった現代人は、約6割がセロトニン不足であると言われていますが、このセロトニン神経は、活性化させることが可能です。食生活や運動からのアプローチも多々あるようですが、誰もがすぐにできることは、「太陽の光を浴びること」。そして、「早寝早起きの規則正しい生活を送ること」です。

朝、日の出とともに起床し、すぐに窓を開け、太陽の光をたっぷり浴びる。早起きするからこそ、夜は早く眠たくなり、早寝の習慣もつきます。「夜明けとともに起きる」という、人類が古来から守ってきたこの生活リズムが、セロトニン神経を強化するのです。メモリーチェックツール”をつくるのです。それを、朝一番に繰り返しチェックすることにより、確実に覚えることができるのです。


夜型社会にむしばまれる子どもたち

学力低下が叫ばれて久しいのですが、それは夜型社会の進行とともにあったことを忘れてはなりません。1960年と2000年に行われた睡眠時間に関しての調査を見ると、驚かされるものがあります。

1960年の小学生(4~6年生)は平均して、9時間22分寝ていましたが、2000年では8時間40分に短縮されています。実に、この40年間で42分も睡眠時間が短くなっているのです。中学生の場合も同様に76分の短縮となり、高校生に至っては96分も短縮されている始末です。(出典:1960年の数字はNHK放送文化研修所調査、2000年の数字は福田一彦、石原金由両氏の調査による)

日本の子供たちは、夜型社会のあおりを受けて、睡眠時間がこんなにも減っていたのです。学校の始業時間はほとんど変わっていないのに関わらず、睡眠時間がこんなに減っているということは、寝る時間が確実に遅くなってきている証でもあります。

国際比較でも日本の子供は、非常に就寝時刻が遅く、そして睡眠時間が短いことをしばしば指摘されています。携帯電話、携帯ゲーム機の普及、24時間型営業の店舗の増加、ネット環境の整備、個人部屋の存在、家庭の教育力の低下、要因を挙げていけばきりがありません。

またアメリカの高校生3120人を対象とした調査で、早寝早起きの生徒の方が成績が高いという調査結果もあります。(出典:wolfson&Carskadon1998年)

このように「早寝早起き」という基本的な体調のリズムを守ることが、学力の向上の要因になることは間違いのないことです。日本人の暮らしは便利で快適になった反面、子供たちはそのあおりを受け、確実に夜型化しています。この抜本的な状況を見直し、改めない限りは、学力低下は避けられないことなのです。


朝はメールが来ない唯一の時間帯

現代っ子は携帯電話を買い与えてもらうのが半ば常識化していて、メールやLINE、SNSもします。塾でも、入塾して間もない子らは席に着くと同時に、机の上に携帯電話を置こうとするのです。こちらも慌ててすぐ注意し、カバンに入れさせるのですが、注意された子供たちは「どうして?」と言わんばかりに目を丸くする子もいたりします。その子にとっては勉強をする時も、常に携帯電話をそばに置いておくのが当たり前となってしまっているのです。何も悪気はないのです。

集中して勉強することを考えると携帯電話は持たせないのが理想ですが、中学生の所持率は5割以上ということを考えると、持っている子に親がいきなり取り上げたり、「いじるな」ともなかなか言えないのが実情ではないでしょうか。また、中学生が1日に送信するメールは25回ということです。(※追記2019/07/04→LINEだともっと多いと思われます)

これはあくまで平均ですから、多い子はもっと多いわけです。それにメールを25回送るとなると、同じぐらいの数のメールは受信しています。それら全てに目を通し、返信する内容を考え、そして文を打ち込むとなると、トータルでいったいどれだけの時間がかかってしまうのでしょうか。

そんなメールのやりとりが集中するのが主に夜間、そして深夜です。これだけ夜にメールをしていたら、とてもじゃないですが勉強に集中とは言えない状態です。

中3で受験を控えた女の子がLINEに夢中になっていることを、お母さんから相談を受けたことがありました。子供にとっては“友だちとつながっていたい”“すぐに返信しないと仲間はずれにされそうで怖い”という気持ちがあり、LINEをしています。しかし、相手も同じ学校の同じ受験生です。

そこで、2学期の期末テスト前の1週間はLINEをしないことを、友だちに宣言してしまいなさいと言いました。「1週間集中して勉強したいから、その間私にLINEしないでね」といった文面を考えてあげたのです。すると、友だちも状況は理解できるはずなのでLINEは来なくなります。もちろん、学校では会って話もするわけですから、そのことで仲間はずれにされるようなことはなかったといいます。

携帯電話の使用に関して、時間などの制限をするということはもちろん必要ですが、そもそもそういう“邪魔”が入らない時間を狙って勉強をするのが一番です。その意味では、早朝は唯一LINEが来ない時間帯と言えます。早朝に好んで送ってくる子はなかなかいないはずです。この時間をうまく活用するのです。


朝の30分の学習は夜の2時間に匹敵

これまでお伝えしたように、朝には前向きな気持ちをつりやすい環境が整っています。これは早起きしてみるとすぐに気づくことです。

まず、朝は静かで空気が澄んでいます。そして、鳥がさえずる声を聞くと爽快な気持ちになれます。また昇り来る荘厳な朝日を見ると、不思議と意欲に満ちた気持ちになります。

逆に夜の勉強はどうでしょうか? 特に夜は12時を超えると、頭がボーっとしだし、集中力を維持するのが難しくなります。誰しも経験があると思いますが、夜は勉強しているつもりでも、なかなか頭に入っておらず、また無意味にダラダラ長時間してしまいがちなものです。そうしている間にもメールや電話は来ますし、インターネットやテレビの誘惑もあります。

それもそのはずで、夜の頭はその日一日の疲れを蓄積しているため、効率よく働いてくれません。また脳が頻繁に休憩を求めてくるので、少しやっては休憩、また休憩、となかなかピッチも上がりません。おまけにその日にあったできごとがグルグルと頭を駆け巡ってしまい、そのことが集中を途切れさせてしまうのです。

また深夜の勉強は、“エンドレス”にやってしまいがちな傾向があります。私は「深夜学習や徹夜は悪だよ」とはっきり言います。効果が上がらないのに加えて、自分は頑張っている気がして自己満足に陥ってしまうことがあるだけで、効果はほとんど望めないからです。

夜型の学習をしてなかなか結果が出ない子がテスト終了後、決まって言うことがあります。「十分に努力した結果だから仕方ない」と。

本当にそうでしょうか? 夜、そして深夜という悪条件のもと、ベストが尽くせたのでしょうか? 疲れた頭で、誘惑の多い中、エンドレスでダラダラ勉強する、というスタイルは私から見ると大いに改善できる余地があるように思います。

それに対して早朝学習は、「8時10分になったら学校に行かないといけない」などというように、きっちり期限が設けられているので、集中しやすいのです。

“朝、期限付きの勉強をする”、それが集中力をアップさせる大きな要因です。また“朝の、期限付きの勉強”は“夜の、期限ナシの勉強”と対極にあります。どちらのほうが効果が上がりやすいかは、もはや火を見るよりも明らかです。

この恩恵たっぷりで明晰な“朝の頭”で、“期限付きの学習”に取り組むことは、想像以上に生産的です。夜のダラダラ勉強とは比べものにならないぐらいはかどり、まさしく朝の30分は夜の2時間に匹敵すると言ってもよいでしょう。

早朝学習のサポート

毎朝のスピードチェックで確実に定着

完全オリジナルで各学校の範囲に合わせ、作成。各科目(5教科)、その範囲でポイントとなる例題や基礎用語を60程度に絞り込んで、心をこめて配布します。

各学校の範囲に合わせた独自プリント集を配布

完全オリジナルで各学校の範囲に合わせ、作成。各科目(5教科)、その範囲でポイントとなる例題や基礎用語を60程度に絞り込んで、心をこめて配布します。

テスト当日は予想問題や過去問の演習で最終調整

当日の朝は最も緊張感が漂う日です。地域の学校の過去問を数年分ストックしてありますので、範囲に合わせて、その日に行われる科目の演習をします。

参加者の声

朝はよく頭が働いて、効率もよく勉強出来る。早朝特訓はみんながとても静かに勉強しているので、最初ビックリした。(中3男子)

最初はやる気がなかったが、周りのみんなが真剣なので、いつの間にか自分も真剣にするようになった。(中1男子)

英単語のテストを毎回するので、やっているうちにテスト範囲の単語が自然と頭に入る。(中2男子)

テスト当日の「過去問演習」や「予想問題」は問題がそのままテストにでたことも多くあり、本当に行ってよかった。(中3女子)

ラジオ体操のようにスタンプカードがもらえて、楽しい。達成感がある。(中1女子)